むすびの果樹
耕作放棄地の再生をしていいる最中の果樹畑は炭素循環農法をベースにしています。
草刈りをしても、あっという間にジャングルに戻ろうとする草たちの生命力に圧巻しております。
土壌菌のエサとして使う廃菌床を木の周りに少しだけ撒きます。
必要と感じた時には、有機JAS対応のEM発酵液や自家製のお米のとぎ汁や植物と糖蜜で微生物を育てたもや、病害虫対策に酢や自家製とうがらしやニンニクなどを使います。
今年は収穫の時に出た傷ものや、虫に食害された果実などを発酵させて、秋に畑に戻せるようにして循環させようとしています。
(化学農薬・化学肥料・除草剤は使っていません。)
柑橘類は、ワックスも不使用です。
自然家 和(むすび)の基本は、自分たちが食べるものを作ること。
すべて自分たちも食べる作物を育てています。
私たちが食べたくないやり方のものは育てていません。
販売用としてというより、私たちの体の一部になってくれる作物たちという感覚で育てています。
『こんなやり方ならいいな』
と思う栽培方法で自然の恵みを皆様と分かち合えたら。。。
との想いで細々と畑をやっていますので数量限定となっております。
果樹は何年も何もされずに放置されていた畑に生き残っていた木たちです。
梅・柿・はっさく・びわ・レモンなどがありました。
今年の梅も収穫が少しだけだったので自家用で終わりました。
今年は、樹上完熟させたみかんを乾燥させて【ドライみかん】にして販売させていただきました。
お客様の口コミで広がり、自然食品店ではすぐに完売するほどの人気商品となりました。
『道の駅 津かわげ』さまでも少し販売させていただいております。
今年の夏みかん・はっさくは、天候不順のせいか酸味が強く販売は見送らせていただきました。
皮でピールやジャムを作り保存食に使用しました。
来季、ジャム用などの夏みかんをご希望のお客様はお声掛けくださいませ。
懐かしい味がすると毎年楽しみにしてくださるお客様もいる、みずみずしくさわやかな自然栽培のビワです。
今年は道の駅でも人気がありました。
レモンはお顔立ちが個性的でもお求めくださる方がいて1番に売り切れていました。
が、残念なことに虫にやられてしまい木が枯れてしまいました。(涙。。。)
新たに苗を育てておりますので数年後にはご案内できると嬉しいです。
殺菌農薬・殺虫農薬・化学肥料・除草剤は使っておりませんので、お顔立ちがユニークで見た目は悪くなってしまい、土や植物にも負担をかけないようにするために収穫量も少なくなります。
人も同じですが、ひとつとして同じものはありません。1個ずつ味が異なることがありますが、その年その時ににしか味わえない自然の恵みだと思って楽しんで頂けると幸いです。
何年も放置されていたので薬など何も使っておらず、木の幹には虫による穴があき、浸食されて傷んだ木の選定をしました。
雨で浸食されて大きな穴が開いている木もありました。
生き残っていた木たちは、ゆるやかに土に還る段階にいますので、次の世代となる苗木を植えました。
農薬・化学肥料などを使っていない苗木を見つけることができませんでしたので、今年(2021年)に農協さまや苗木店さまから購入した苗木を植えさせていただきました。
畑に植え替えて、廃菌床を使って土中の微生物を育てています。苗木は虫にやられやすいようです。
虫や病気に負けずに順調に無事に生き残って成長してくれれば5年後くらいには、皆様にも召し上がっていただけるかと思います。
まだまだ先のお話ですが、皆様の笑顔を思い描いて作業しています。
現在、果樹畑は炭素循環農法をしていますが、天候の変化や土の状態などを考慮し、これからの異常気象でも対応できるような農法も試していきたいと考えております。
より良くするために必要だと思った時には、栽培方法を変えることも視野にいれておりますが、その時にはその旨を皆様にお知らせいたします。
この三重の土地にあったやり方に思いを巡らせて取り組んでいきます。
くだものは季節商品となっております。
販売時期はホームページのブログ・Facebookページ・インスタグラムなどでお知らせいたします。